SWITCH 妄想大学体験記 多摩美術大学訪問 |
今回は新しい SWITCHの
岡村靖幸「妄想大学見学記」③ 多摩美術大学 訪問です。
SWITCHねぇ。。。普段は、靖幸掲載ページだけを立ち読ーみー するんですよね。
でも、この号スラムダンク特集がありまして。
買ってしまいましたです。。。(笑)
以下ネタばれします。
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「プロを目指すための大学生活」 訪れた大学:多摩美術大学
紹介者 情報デザイン学科の学生さん
アートとは新しい時代感覚や若者独自の信念から生まれる。
しかし、それらの表現を現実社会に出て続けていくことの難しさもある。
今回は、そのような学生達の目指すクリエイティブな活動が実際にどうやったら社会に出て 影響力のあるメッセージとなっていくのかについて考える鼎談となった。
芸術をやって、生活していけるのかという厳しさと不安を感じている学生さん。
岡村さんはどうだったんですか?若い時。 と質問。
靖「僕は東京に出るとき、親に「何を理由にプロになれると思ってんの!」と言われ、
確かに根拠はないなと思ったんです。で、普通の場合、大学の四年間があるから、自分もその四年分は試行錯誤してもいいだろうと思いました。だからまず無理だなって思うものからチャレンジして、最終的に現実的な仕事とか何でもいいんだけど、それを四年の間に決めようと思ったんです。それで一番最初に手をつけたのが音楽で、テープを作ってレコード会社に送ったんですよ。そしたらたまたま聴いてくれて。」
学「何年くらいそういう生活だったんですか?」
靖「一年ぐらいはいましたね」
学「迷いは出てきませんでした?」
靖「迷いまくりでしたよ」
学「その時は何を信じるんですか?」
靖「あのね、追い込むしかないんですよね。自分がこの世界で行くって決めたら、もう後に戻れないようにしちゃうんです。やっぱりね、才能はもちろん大事なんだけど、才能よりも重視するべきことは熱なんだと思うんですよ。どんなに才能があっても、心が冷めてしまったら、才能の無駄遣いでしょ。「俺、すっげぇ!」と盛り上がっていれば、どうにかなりますよ。
あと、一般論になってはしまいますが、コンテストに出品することも勉強になるかもしれませんよ。コンテストに出ると、落ちたり批判されたり褒められたりしますよね。そこで受けた評価やアドバイスを聞くことで、自分に何が足りなくて、自分の何が個性なのかがわかってくると思うんです。コンテストには必ず優勝する人が出るわけで、自分の作品と比較して、分析もできるんじゃないでしょうか。」
学「でも、優勝を目指すことがメインになってしまって、自分のやりたいこととズレていくという葛藤はないんでしょうか?」
靖「これはプロになるということを一番最重要項目に置くとしたらです。それこそみなさん美大に入るためにやりたくないデッサンも勉強したと言っていましたけども、自分としては迎合してるのではないかという作品でもいいから作ってみて、とりあえずプロになるっていうことをゲットするところまでの道筋を歩くというのもいいと思います。どんなことをしてでもゲットするんだって思えば、別に自分の心を曲げるようなことをやってもいいじゃないですか。プロになったら、そこから好きなことをやればいいんだから。」
一同「なるほど!」
靖「もちろん自分のやりたいことも大事なんですけど、プロになったらなったで、もっといろいろなことがでてくると思うんですよ。プロで活動するということは、お金とか他者とのバランスを取りながらの仕事なんです。そこでの辛いこともあるし、醍醐味もある。100%妥協したくなかったらインディーズで「俺は好きなことだけやるんだ」ってやってきて、カンヌで賞を穫った人だっていますからね。全くそうじゃなくて、商業主義の人もいる。それこそ宮崎馳さんなんてその間でもまれてきた人じゃないですかね。」
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好きなこと、やりたいことを仕事にする難しさ。
仕事にしてしまったら楽しくなくなるから、あえて趣味の範囲で好きなことは楽しむ という方もいらっしゃいますよね。
でも、好きなことをできて幸せ という方もいる。
イチローはどうなのかしら?
と、ふとイチロー選手のことが頭に思い浮かびました。
彼は野球の為に快楽を犠牲にして、凄まじいまでの練習量をこなしていると聞きます。
イチローレベルだと、好きなことをできて幸せとかではなくて、プレーすることを自分の使命のように感じてやってるのかなぁ。。。
イチローがよく子供たちに言うメッセージ「夢をもって下さい」
靖幸も、才能と熱と現実との折り合いとのバランスだと。
そして、熱はかなり重要である。と。純愛カウンセリングでも言ってましたね。
熱・・・「思い入れ」ですね。・・・私の熱はどうよ。。。。。